6月12日 八ヶ岳登山:赤岳(主峰2899m)~横岳(2829m)~硫黄岳(2760m)周回   報告:SZ

梅雨入りするかも知れないということもあり、何年振りかにツクモグサ&ホテイランを見に八ヶ岳に行ってきた。
 八ヶ岳は一つの山ではなく、たくさんの山に、いくつかの谷筋がある。八つの峰があるなど諸説がある。今回は南八ヶ岳の中心を歩いてきた。
     中央道の諏訪か諏訪南ICをでて、1時間弱で美濃戸に入る。ここは駐車場に限りがあるため、満車の場合は美濃戸口で封鎖される。そういうときは
美濃戸口に駐車するしかない。美濃戸(1700m)の赤岳山荘の駐車場(1日1000円、美濃戸口は500円)に車をいれる。登山道は少し林道を歩くと
、南沢コースと北沢コースに分かれる。好きな左まわりの南沢コースから入る。 谷沿いや樹林帯の中を歩く。徐々に高度を上げ、広い河原?に出てくると
行者小屋はもう一息。 発電機のような音が聞こえるからわかる。ここまで約2時間、水の補給もできる。一息入れて、文三郎尾根を行く。


カヤクグリ                         赤岳                           ホテイラン

阿弥陀岳に行きたい人は途中で右に折れる。木々に囲まれ日の差さないところには この時期残雪があるが、登ることは可能である。
軽アイゼンがあれば万全。森林限界を越えると雪はないが急登の階段があり慎重に登る必要がある(約1時間)。またざれているところもあるので要注意。
赤岳~阿弥陀岳の稜線に出ると南アルプスが一望できる。ここを左折しざれた急登を行く。すぐに岩場にでて、鎖場をあがれば40分位で赤岳山頂に着く。

山頂は狭いが、晴れていれば360度の 大パノラマ。富士山~南アルプス~中央アルプス~御岳~乗鞍~北アルプス~浅間など。
山頂を後にし、ざれた稜線を下り鞍部の地蔵峠?まで30分。ここから岩稜地帯を歩かなくてはならない。慎重に進まなくてはならない。
前回のほうが一枚岩の鎖場に雪が残っており、雪の階段が 作ってあったが、今回は雪はない。そこをあがればツクモグサが現れる。
苦労の甲斐があるというものだ。登山者の多くはこのツクモグサを目当てに登ってきている。八ヶ岳は都市近郊に近いこと もあり登山者は大変多い。
ツクモグサをみているとこんな気象条件の厳しいところでいち早く咲く力強さに驚くばかりだ。全身の産毛と淡い黄色(クリーム色)の花が日差しを浴びて
開いている姿は 最高だ。またこの花は西側の岩場にしか咲かないそうだ。寒さがいいのだろうか?狭く危険な岩稜帯を1時間ほど歩くと横岳に着く。


        
タケシマラン                  雲海に浮かぶ富士山                    ツクモグサ          

ここまでくらいが富士山を見ることが可能である。あと少し危険個所を 歩くと台座の頭にでて落ち着いて歩ける。
ここは後1カ月もしないうちにコマクサが咲き乱れるところだ。また、少し鞍部まで下り硫黄岳山荘に着く。この周りも高山植物の宝庫である。
30分ほどで硫黄 岳に着く。緩やかな山頂で大きな火口があり、アマツバメが飛び交う。ガスが出ていると方向を見失い易いので要注意。
ここから赤岩の頭を目指し下山。赤岳鉱泉に向かう。1時間ほどで着く。ここも水場 があり、ゆっくり休憩ができる。あと北沢コースを1時間ほど
下って美濃戸に着く。この沢沿いはキバナノコマノツメ・ミヤマスミレ?・ミヤマカタバミなどがきれいに咲いている。


   
ツクモグサ

6月5日 福井県越美地方にある「銀杏峰」(げなんぽう:1440.7m)に行ってきた。報告:KZ

地元の山の会は「げなんぽう」といっている。 山渓の本には「げなんぽ」とある。昔、銀を採掘したことからこの名になったようだ。
 登山口は、宝慶寺いこいの村から。朝食をとって車から降りると、アカショウビンの声が近くで聞こえた。 探そうかと思ったら声が遠のいたのであきらめた。
準備を整え小葉谷道から入る。初めは舗装された林道を1時間弱歩くが、周りの花を見ていれば飽きない。おいしい山菜があるが、あまり採れそうにないので
手を出すのはやめた。林道から登山口の標識のところから登りだす。ひなびた鳥居をくぐり、急な登山道を登る。約600mの急登。重い足を引きずり登る。

 ブナやミズナラ?に囲まれ、コルリとアカショウビンの声が疲れを吹き飛ばしてくれる。1時間半くらいで極楽平に出る。約1300mの標識はおそらく間違い。
少し行けばすぐ1380mの標識があるからだ。ここからは広い山頂で、サンカヨウやカタクリ、ザゼンソウ、ショウジョウバカマの花が咲いていた。

カタクリとザゼンソウは終焉を迎え、サンカヨウはこれから。山頂からは360度のパノラマだが、少しかすんでいて荒島岳は分かったが、白山は見えなかった。
   
銀杏峰(げなんぽう)            左上・ショウジョウバカマ、その下・カタクリ 右・サンカヨウ          銀杏峰・頂上        

     
南方面は能郷白山、冠山、金草山などが見えた。下山は名松新道。サンカヨウやカタクリをみながらブナ林に入っていく。このブナが最高。
新緑がたまらなくきれいだった。ところどころ急登があり、こけそうになったがユキザサ、コシアブラの葉のにおいをかいで元気を出して下山。
サンカヨウの多さには驚いた。行くには遠いが時間があれば泊まって他の山にも登りたいものだ。 近所にはミズバショウで有名な取立山、
ニッコウキスゲの赤兎山や経が岳。百名山の荒島岳。紅葉の美しい刈込池、ここから三の峰も行ける。 距離約10km弱 標高差1000m余り、時間5時間
 
        
左からの2枚:ともにサンカヨウ                                                          ザゼンソウ  

           銀杏峰で出会った植物  タニウツギ シキミ ミヤマカタバミ マムシグサ ニリンソウ タラ ウド ラショウモンカズラ  ツボスミレ ナツトウダイ 
アマドコロ  ユキザサ マイヅルソウ(花はまだ) スミレサイシン フタバアオイ オクモミジハグマ ヤブレガサ ヤグルマソウ オオコウモリ? ハウチワカエデ
ササユリ(蕾)  ヤマソテツ? クジャクシダ クサソテツ イノデ ワラビ ゼンマイ ヤブデマリ オオツクバネウツギ コブシ ムラサキヤシオ キリ トチ フジ コバノガマズミ 
クルマバハグマ  クルマムグラ イワカガミ ジンジソウ? キケマン サンカヨウ ルイヨウショウマ エンレイソウ カタクリ ショウジョウバカマ ヤマジノホトトギス など
 
 アカショウビン(声) カッコウ ホトトギス ツツドリ ジュウイチ シジュウカラ ヒガラ キビタキ オオルリ コルリ キジバト カケス トビ ヒヨドリ ウグイス ヤマドリ アカゲラ? 
        
   
南木曽岳(なぎそだけ)登山報告記    6月6日   森島より

「どこに登るか」昨日から考えていました。第一候補は荒島岳(1524m・福井県大野市)、次は銀杏峰(げなんぽ1441m。同市)でした。
しかし遠いので時間がかかるし、東海北陸道は帰りにものすごく混むからいやだなあと呻吟しているうちに時間が過ぎ、結局は近い南木曽岳
(1677m・長野県南木曽町)に決めました。 この時期は昼間登るのは暑いので、前夜に登山口近くまで行って車中泊することにしています。

中央道で1時間ぐらいで中津川に着き、さらに19号線と256号線を走って登山口駐車場に夕方6時ごろ到着。途中で仕入れた弁当を
食べているうちに暗くなってきました。気温も下がり始めて寒くなってきたので、午後7時には寝袋にくるまっていました。 寝つきかけるころに
突然ジュウイチの声がけたたましく聞こえてきました。こんなところでジュウイチが聞けるなんてと幸福な気持ちになりました。
が、いつまでたっても鳴き声が止まらず安眠妨害です。寒い上に、ジュウイチの大声で熟睡できず3時か4時には目が覚めてしまいました。

ひとりで車中泊していたのに、早朝から次々に車がやってきて全部で6台になりました。そこで初めて人気の山だと気がつきました。
それらの車の人は日の出まで仮眠を取っているようです。 4時半には車を出て朝食を作りました。といってもレトルトカレーです。
朝食の間に、ひとりの男性が先に出発していきました。その20分ほど後からわたしも2番目に出発。明るくなるとどういう訳かジュウイチの
声聞こえなくなり、替わってホトトギスが大声で鳴きかわしています。ツツドリも個体数が多いのか、あちこちから大きな声が聞こえてきます。

登山道は木道や木はしごの部分が多く、それも朽ちて穴があいていたり段がなくなっていたりして危険です。注意しながら一歩一歩進みます。
間もなく先発の人を追い抜いて一番手になりました。天気は絶好の晴天で15度前後。さわやかで気持ちよく歩けます。シャクナゲが咲いていました。
ゴールデンウィークには鈴鹿では終わりに近かったイワカガミがまだ群生しています。花期が遅いので、再び見ることができてラッキーでした。
コルリがたくさん鳴いています。エゾムシクイも今シーズン初めて聞きました。 標準時間が2時間半のコースを1時間50分で登頂。一番乗りです。

頂上からの展望はききませんが、近くの展望台からは御岳山と乗鞍岳がはっきりと見えます。キクイタダキの群が来ました。
姿は見ることができませんでしたが。ホシガラスも鳴きながら樹上を飛んでいくのが見えました。新しい避難小屋があり、中に入ってみました。
ガラス戸がたくさんあり、中から景色がよく見えます。何と小屋の中にはヒガラの幼鳥がいるではありませんか。どこからか隙間から入ってしまい
出ることができなく、わたしが入室したものですから逃げようとして窓ガラスに何度もぶつかっています。窓を全開したら逃げていきましたが、
発見が遅れたら餓死していたかも知れません。

 南木曽岳上り登山道                   シャクナゲ                      コウヤマキ林              

別の展望台があり、そこの大岩に上ってみると、御岳山、乗鞍岳、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、恵那山など
そうそうたる山々が一望できました。途中追い抜いた人は浜松から来たそうで、中部地方の山は三アルプスを含めすべて登ったとのことで、
こちらが話す山の情報はすべて知っていて驚きました。

快晴で爽快な頂上から下りるのは心残りですが、次から次へと後続の登山者が来るため下りることにしました。
下りは別のコースを歩きますが、急で危険です。垂直に近い木道を鎖を頼りに下る場所もあり肝を冷やすこともたびたびでした。
ヒオウギアヤメが咲いていました。初めて見る花です。早くもヒグラシの集団が鳴いていました。登りコースとの分岐点を過ぎて下っていっても
まだ登って来る人が大勢いて、この分ではどれだけの人が登ったか分からないくらいです。駐車場に着くと、40~50台の車と、大型バスと中型バスが
1台ずつ停まっていました。  10時には下山してしまい、帰るのは早すぎます。昼神温泉が近いため、温泉に入ることにしました。

行ってみるとどこも昼ごろからしか外来客を受け入れてくれません。地元の森林組合経営の「昼神荘」は早くから入浴できると聞き
行ってみると、朝8時から入浴OKとのことでした。客はわたしひとり。ゆっくりと湯に浸かり、疲れを流しました。楽しかった登山を思い出しながら。
 
 
                    
                    横山岳(1131.7m)登山記     報告:5月30日 SZ

   滋賀県北東部に位置する山で、5月は花が多く咲くので大人気である。
 基本コースは白谷・東尾根・三高尾根の3つ。今回は三高尾根から東尾根コースを紹介しよう。駐車場は30台以上は入りトイレもある。また登山届のところには杉野山の会が作成した地図がある。人気なので品切れかも?  駐車場から来た道を少し戻って、右にコエチ谷、鳥越峠とある林道に入る。

  シャクやタニウツギ・ヤブデマリの花を見ながら登って行った。日当たりのよい場所に出るとウスバシロチョウが乱舞、ダイミョウセセリ、サカハチチョウも見られた。林道が終わると急登の山道でブナやミズナラ?の木々の中を登る。ところどころにフィックスロープがある。登りで正解。下りだと滑りやすくて要注意だ。 1時間位で尾根道にでる。右に折れ少し下ると鳥越峠で、ここからまた急登が始まる。

 登山道の脇にはヤブレガサが多くある。800m位からイワウチワ(花なし)少し上がってイワナシある。ユキザサやウスバサイシンもある。一時間ほどで山頂に出る。山頂は南方面が見渡せる。小屋があり 登れば白山も望める。今回はだめ。山頂は20m四方くらいの広さである。この山頂は西峰で ある。
       
 横山岳は双耳峰なので東峰もある。西峰から東峰への稜線が景色もいい。湖北や余呉湖、透明度が良ければ比良山系もきれいに見える。東峰は狭いが、西方向以外がよく見える。左の写真もここから撮影した。ここから少し下ると、東尾根のメイン、ブナ林である。ここは新緑の葉が出る頃が最高である。今年は5月中旬かな?昨年は初旬だった。

 ブナの林床にはイワカガミが少しとイワウチワ、花が咲いているときのブナとの共演はとても素晴らしい。
この林から終わりは林道に出るまで急でスリップ注意。3週間位前ならイチリンソウが満開であったろう。
後は林道を歩いて30分くらいで駐車場に着く。 標高差1000m弱 時間 5時間少々(標準時間)  

    横山岳東峰から見た蕎麦粒山(そむぎやま・1297m)中央奥    今回は花は少なかったが、アカショウビンの声を聞き写真で送ったタカ、サンショウクイを見ることができた。       
    
見た植物 (思いついたもの)  ウマノアシガタ、シャク、キケマン、オドリコソウ、クサイチゴ、マムシグサ、タチツボスミレ、タニウツギヤマブキ、ヤブデマリ
            ホウチャクソウ、アマドコロ?ユキザサ、チゴユリ、ウスバサイシン、ハナイカダ、イワナシ、イワウチワイカリソウ、ミヤマハコベ、キヌタソウ、ツクバネソウ
           カシワバハクマ、オクモミジハグマ、クルマバハグマ、カブレガサ、イワカガミ、ミヤマシキミ、コウゾ?コバノガマズミ、オオユクバネウツギ、ミスミソウ、シャガなど

  

       三高展望から横山岳山頂と東尾根                  新緑のブナ林                          横山岳・山頂から琵琶湖を望む
          
            5月15日報告:KS  ホソバシャクナゲの花を見に東栄町の明神山(1,016m)に登ってきました。

             ホソバシャクナゲは、名前の通り、葉が極端に細長く、愛知県と静岡県の一部の山でしか
          見られないそうで、、連休明けくらいが見頃のようです。今回は、三ツ瀬登山口から登ったのですが、
       「シャクナゲ群生地」の   案内板があるところでは、花は一つもないどころか、蕾さえ見あたらず、がっかり。

      しゃくなので、今度は、乳岩(ちいわ)峡から鳳来湖に抜ける途中にある「シャクナゲ尾根」を目指しました。
     乳岩駐車場から、30分あまりで到着。 ちらほらと咲いていたりしおれかけていたり、まだ蕾のものもあり。
     今年は花づきが良くないようで、しかも一斉に開花しなかったようです。

       これも4月から5月にかけての寒さが影響しているのかも知れません。 ところで、明神山を登っている最中に
    テンに会いました。昼間に生きているテンを見たのは初めてかも? その後はとってもちっちゃいネズミに会いました。  
   人間の親指の関節の先よりもっと小さかったと思います。たぶん、まだ親離れしていない子ども?かわいらしかったぁ
 5月15日    伊吹北尾根登山記     森島より

今日は滋賀県米原市と岐阜県揖斐川町の境にある伊吹北尾根(国見岳・大禿山・御座峰)に登ってきました。
「花の北尾根」として有名で目的はヤマシャクヤクとサンカヨウです。 国見峠の駐車場に着くともう道路まではみ出て30台ぐらい停まっていました。
いつもは2~3台しか停まっていないので驚きでした。ナンバーは地元の滋賀・岐阜以外にも名古屋・京都・浜松・和泉・大阪など幅広い地域から
登山者がきているようです。ミニバスも2台来ており、人気のほどが分かります。 登り始めて30分ぐらいもするとヒトリシズカが群生していました。


ヒトリシズカ                      イチリンソウ                イブキハタザオ           

   続いてニリンソウ、イチリンソウ、イブキハタザオなどが咲き乱れていました。多くの登山者とヤマシャクヤクとサンカヨウの情報交換をしました。
サンカヨウはまだのようですが、ヤマシャクヤクは7~8株があり、いくつかは咲いているとのことでした。探しながら歩いても見つかりません。
教えてあげるよという人に案内してもらい、3株が咲いているのを発見しました。その情報を次に来る人に伝え、その人はまた次の人に伝えて
みなさんが歓声を上げていました。 ツツドリは一日中鳴いていて、何の声ですかという多くの登山者に説明してあげました。


  イワカガミ                      フタバアオイ                フッキソウ                  

トケン類はツツドリはどこの山でも聞きますが、カッコウやホトトギスの声は今シーズンは聞いていません。 どうしたのでしょうか。
絶好の快晴で、尾根道から、まだ白い白山、御岳山、乗鞍岳、北アルプス、最近登った能郷白山など近くの山から遠くの山まではっきり見え
こんなにはっきり見えるのはめったにないと多くの登山者が感心していました。 日差しが強くて暑い尾根道でしたが、日陰に入るとヒヤッとした
風が吹き抜け、さわやかでした。こんなに快適な気候はそろそろ終わりでしょう。ただ、ルイヨウボタンやエンレイソウなどはまだつぼみでした。

これから次々と花が楽しめる山です。帰りに地元野菜の直売所がありましたが、楽しみにしていたタラノメは先週に終わったとのことでした。
途中に霊水を汲む場所があったので汲んできました。今夜はこれで焼酎の水割りでイッパイです。
                   

  5月9日   蕎麦粒山(そむぎやま 1297m)登山  報告:森島

  今日は岐阜県揖斐川町(旧 坂内村)の蕎麦粒山に登ってきました。鈴置さんが登った金糞岳のすぐ東にある山です。
7時間以上かかる健脚コースで、前日の夜から登山口で車中泊して朝早くから登ることにしました。 昨夜6時ごろに登山口の駐車場に到着。
夕食を摂っているころジュウイチが頭上を鳴きながら通過していきました。今シーズンの初記録です。横を流れる谷ではカジカガエルの澄んだ声が
一晩中聞こえていました。そして朝5時に起床。朝食を作って食べて出発。ガイドブックにある旧コースではなく、2年前に開かれた新道を登ります。

  08年にも登っていてコースは頭に入っています。いろいろなガイドブックやネットで調べてもまだこの新道コースは知られていないようです。
6時前から登り始めたのですが、急登が続くため汗が滴ります。ツツドリの声があちらこちらからよくこだまして聞こえます。アオバトもずっと
鳴き続けています。いずれも個体数が多いのでしょうか。ブナ林を歩くのですが、新緑が目に沁みるくらいきれいです。写真に撮りましたが、
あの青空に映えたすばらしい緑色は写真では忠実に再現できません。やはり現地で見るのが一番です。イワウチワも盛りです。まるで天国に
いるようで疲れません。1時間半ぐらいで稜線に出ます。周囲の山々がきれいに見えます。くぼ地や日陰ではまだかなりの積雪が残っています。

  2年前同じ時期にこのコースを歩いていますが、そのとき残雪は皆無でした。今年は積雪が多かったのか、遅くまで降雪があったのでしょう。
頂上に近づくとシャクナゲが咲いています。たくさん咲いているので、自分で勝手に「シャクナゲ遊歩道」と名づけました。実は険しい登山道で
遊歩道とはお世辞にも言えませんが。これから6月ぐらいまではこの花を楽しめそうです。頂上からは快晴の空の下、360度の展望がききます。
金糞岳もすぐ隣です。先日登った能郷白山が近くに、まだ真っ白な白山も遠くに見えます。まだ9時ですが、ここでランチタイムです。  
蕎麦粒山(そむぎやま)ブナの新緑        稜線から見た蕎麦粒山                 登山道の丸木橋                

どういうわけか、モズが鳴いています。こんな高いところでエサが取れるのでしょうか。早い時間のため、まだだれも登ってきません。
30分ぐらいいて下山を始めました。下山道は旧コースを下ります。こちらはササや潅木が生い茂り、ものすごい藪漕ぎを強いられます。
並みの藪漕ぎではなく、道が分からないくらいの藪をかなりの時間歩きます。こんなところにはクマやイノシシも入ってこられないでしょう。
ササに取られたタオル、アイゼン、帽子などがひっかかっていて、「これらの物」が道案内になっています。かなり下りたところで登ってくる
登山者にぞくぞく会いました。14~15名ぐらいでした。みなさんが新道を知らず、この厳しいコースを苦労して登ってきていました。

新道を教えてあげると、、りはそちらへ回りたいという人がほとんどでした。藪漕ぎだけでなく、傾斜も厳しく、大変なコースです。
垂直に近い下りも大変でしたが、シャクナゲの花が延々と続き、苦労を帳消ししてくれます。下りが終わると1時間ほど林道を歩きます。
林道といっても崩落がひどく、歩行者しか通れません。途中で山菜採りの人たちに会いました。沢の上の方で何かを探しているようです。
  
森島命名・シャクナゲ遊歩道               シャクナゲ                      カタクリの花                      
聞くとワサビの葉だそうです。茹でて醤油をかけて食べるとピリッとしてとてもおいしいそうです。ワサビのある場所は秘密だとのことでしたが
、わたしは見て覚えました。次回挑戦します。わたしでも分かるタラの芽が出ていました。いくつか採って帰りました。今夜はこれでイッパイです。
沢の流れの中に大きなナガレヒキガエルが息を潜めていました。7時間半ぐらいのハードなコースを歩き終わってもとの登山口に到着しました。
能郷白山もハードな山でしたが、蕎麦粒山もそれに劣らずハードな山です。シャクナゲを見に行きたい人は今のうちです。
 

                   5月9日   報告SZ     富士山を見ようと、東名を東に向けひた走る。由比辺りから富士山が見えだした。

                富士ICから西富士道路を経て田貫湖畔に駐車。5時45分位ですでに半分くらい埋まっていた。ヘラブナ釣り師がほとんどのようだ。
               準備をし、富士山の写真を1枚。6時過ぎに出発。時間があるので欲を出して昭文社の地図にある天狗岳から入ることにした。
               まずは猪の頭キャンプ場に向かった。 コウヤワラビが大量にあり、食べられるかが気になった。そのまま、林道を奥に入り、鉄塔道を探す。

                  らしき所から入り初めの118番についた。周りをみて道がないか探したが見当たらないので、 来た道を行くとすぐになくなった。
                 尾根に鉄塔は見えるので薄暗いスギ林の中を登る。僅かに踏み跡があるのでそのまま進む。約200m位急峻な山肌で高度を稼ぐ。
               鉄塔は目の前だが大きな岩が行く手を阻む。う回路を探すが見当たらない。遂に下山を決意。あ~もったいないと思いつつも諦めきれない。
             少し横に振りながら下ると人が通った跡があり、確認すると行けそうだったので、再チャレンジ。うまく岩をよけられ、少し緩やかな場所に出た。
            ヤブレガサの新芽が出迎えてくれた。見えている鉄塔で番号を確認したがまだ道がわからない。そのまま尾根芯を藪こぎで登り鉄塔を目指す。

                 やっと114番鉄塔に着いた。ここから富士山が真正面にきれいに見え、休憩。ここまで2時間弱。ここからは鉄塔道がしっかりついていた。
               ここからまだ高度を100m以上稼がなくてはならない。それも急でしんどかった。遂に稜線上の縦走路に合流。ここの付近に天狗岳があるはず。
              高度の高いほうに行き、山頂を探すが何もなく、コース 脇にあった杭の横に、だれが書いたかわからないが天狗岳とあった。すぐに南に向かい
             長者ヶ岳へ。ブナなどの新芽の木々の合間から左に富士山、右に南アルプス。鳥たちの声を聞きながら1時間弱で長者ヶ岳(1336m)に到着。

    ここには椅子やテーブルがあり、休憩にはもってこいだ。東と西の木を切って展望が利くようにしてあり、
 富士山や南アルプスが望めた。写真を撮っているとツツドリが目の前に現れ木にとまったが写真を撮ろうとすると
 すぐに離れた木に移り、ボボと大きな声で残念でしたと鳴いた。
  ここから、コバイケイソウが出ている登山道を歩く。ゆっくり高度を100m余り落とし鞍部からは急登となり、
天子ヶ岳(1330m)の頂上に着く。ここは頂上が広いが展望は望めない。すぐ近くに富士山展望所があった。

  木を切り開いて富士山が真正面に見え、気分も楽になり昼食とした。富士山の東に雲が出ていたと思ったら
 あっという間に雲に隠れ、曇ってきた。ここからは白糸の滝まで登山道が続く。予定はここから長者ヶ岳に戻り
田貫湖に東海自然歩道を経て下山予定であったが、白糸の 滝方向に下山した。これがまた長い。
 林道に出るまでとあったが途中2か所で林道の ようなところがあったが、おかしいと思いさらに登山道を下ると
舗装された道に合流。これが地図上の林道で、間違 わずに来れてラッキーだった。

キャンプ場を越え田貫湖畔を歩き、駐車場に着いた。距離16km標高差700m 累積1000m余り 時間6時間半                             
                                 

                                    5月4日   みなさんへ
       森島より

                                   今日は、雪の能郷白山(のうごうはくさん。1617m)に登ってきました。

          岐阜県揖斐川町と福井県大野市の境にある日本200名山の1つです。 登山に長時間かかるため、前日に登山口近くの道の駅「ねお」で車中泊。
         同じ山を目指す岐阜市の人も車中泊して いました。寝袋を持っていったのですが、夜が更けるにしたがって冷えてきて、熟睡はできませんでした。
         翌朝(つまり今日の朝)5時に起床して朝食を摂りました。実は地元の食料品店でお金を落とそうとして街で買い物をしてこなかったのが裏目に出ました。
       能郷集落の食料品店はひとつだけ。狭い店内に長靴やら鎌やらといっしょに缶詰なども売っているのですが、すぐ食べられるものはカステラしかありませんでした。
      しかたなく買ってきたカステラで朝食を済ませました。 さて登山届けを出して登山口へ。ガーン、林道途中でゲートが閉まっていて、車で登山口へは行けません。

          外部のものが山菜を乱獲したり産廃を投棄するのを防止するためらしいのですが、ここが閉まっていると登山口まで約1時間の林道歩きを強いられます。
         そこには既に7~8台の車が停まっていました。わたしもそこに駐車して出発です。 午前7時前ですが、気温がどんどん上がってきて暑くなってきました。
        暑い林道を1時間かけて歩いて登山口へ。途中ムラサキケマンやミヤマキケマンが咲き乱れていました。新緑が目にまぶしいくらいです。

    登山口に着いていよいよ登山開始です。暑い林道を歩いたあとやっと木の陰を歩けると思ったら大間違い。まだ葉がまったく出ていなくて直射日光がそのまま降り注ぎます。
       これが頂上まで続くのです。暑さであえぎあえぎ延々と続く急登を一歩一歩登ります。手持ちの水がどんどんなくなります。先に出発した人たちを次々と抜いて行くと、
      両側にイワウチワが満開で激励してくれます。コブシも真っ白な花を付けたばかりで、目を楽しませてくれます。遠くでツツドリが鳴いています。  【下:イワウチワの群落】

 上部に差し掛かるとまだ積雪が残っています。雪崩を注意しながら雪の斜面を滑らないように注意しながら登ります。暑いので時々雪を口に含むと疲れが飛びます。目の前2~3m先をアカゲラが横切ります。コマドリがいたるところで鳴いています。コルリも負けずに鳴いています。 4時間かけて頂上に到着。

  頂上はまだ深い雪に覆われています。雪解けが済んだところでザゼンソウやカタクリが見られますが、まだつぼみです。やはり6月にならないと満開の花は見られません。
ランチもカステラでした。後から到着した人はビールを飲みながらおにぎりを食べていて、わたしは羨ましく見ていました。頂上でも気温が高く暑いので早々に下山を開始。

 雪面を滑らないように慎重に下りました。 実は2日前に鎌ヶ岳に登って足の筋肉が痛いまま今日また登ったので、下山時はそれがいっそう痛くなりました。

       
           満開のコブシ                           残雪の能郷白山・登山道                             能郷白山・頂上

         足を引きずりながらゆっくり下りてきました。登山開始から8時間半でもとに戻ってきましたが、その間ずっと炎天下のままでした。暑い一日でした。
        帰りに寄った道の駅でコゴミを買いました。今夜はその胡麻和えでイッパイ(ランチにビールが飲めなかったので、その分を取り返すため2杯)飲みました。
          教訓: 能郷白山にはゴールデンウィークには登らない。暑いし、花も少ない。登るなら葉が繁った6月になってから。高速道も混むし。
                                  
                                  
 5月2日   みなさんへ  森島より

                                  今日は絶好の天気になり、夏鳥や花に会いに鈴鹿の鎌ヶ岳(1161m)に登ってきました

 早朝6時に家を出て東名阪道を四日市まで走りました。早い時刻だからとタカをくくっていましたが、大渋滞が起きており、通常は1時間で着くところ、今日は2時間もかかってしまいました。 鈴鹿スカイラインの両側にはすでに多くの車が停まっていました。登山者が押し寄せているようです。そこに自分の車も停めて歩き始めました。

  登山口は湯ノ山温泉の三岳寺です。ここから馬の背尾根コースを歩くのです。すぐにイワカガミが見られましたが、どうも花が小さく開いているものがありません。これからシーズンに入るのでしょうか。イワウチワは完全に終わっていました。今年はいつまでも寒い日が続いたので花が遅れていて目的のアカヤシオはまだ咲いていないかなと思いつつ歩を進めると、花が終わったアカヤシオが地面に たくさん落ちています。見上げるとほとんど散った残りが咲いているだけです。寒くても例年並みに花を付けたようです。来るのがちょっと遅かったなと後悔しました。

   急な登山道をあえぎながら登っていくと尾根道に出ます。このころからアカヤシオの花がまだ満開のものが多く、まるでアカヤシオのトンネルを歩いている気分です。写真をどんどん撮りながら花を満喫しました。 大きな木の下で小休憩をしていると、頭上で木を揺るがすような大きな声でツツドリが鳴き始めました。思わず「やったー」と歓声を上げてしまいました。
                                   今日の目的の鳥はこれだったからです。 その後ツツドリの声はいたるところで聞きましたが、ホトトギスの声は聞けませんでした。いつもはトケン類ではホトトギスが最初に渡ってくるのですが、今年は様子が違うようです。 谷筋ではミソサザイが高くて長いさえずりを盛んに聞かせてくれます。クロツグミも大きな声でさえずっています。   ⇔(タテヤマリンドウ

   3時間かかって頂上に着きました。しかしそこにはわずかな登山者しかいなくて、大混雑を予想していたのに拍子抜けでした。鈴鹿スカイラインには大勢の登山者が押しかけていましたが、9割以上は隣の御在所岳に行ったようです。鎌ヶ岳に登る人はわずかです。その中でも馬の背尾根を歩く人はさらに1割以下でした。

  360度の展望がきく頂上でランチです。見下ろすと周囲の山々はいたるところでアカヤシオが満開なのが見られました。
下山は長石谷コースで、岩がごろごろで谷を何度も渡らなければならないので好きではないのですが、今のシーズンはイワザクラとヤマルリソウが見られるのであえて選びました。これらの花は今がちょうど満開の時期でした。(鈴置さんにはこの場所を犬星滝の上(かみ)だと間違えて教えてしまいました。
 本当はずっと下(しも)です。ごめんなさい。) ここではオオルリやミソサザイがいたるところでさえずっていました。
 ところで、ミソサザイの声が長くて高い理由が分かりました。沢の水の音が大きいところに生息するミソサザイにとっては、小さくて短い声では水音にかき消されてしまいます。仲間、特にメスにアピールするためには大声で長くさえずらないと聞こえないのです。
   
 
左から順にイワウチワ    イワザクラ    ヤマルリソウ
 

      下界を日陰にはまだイワウチワの花が、少ないですが、咲いていました。 上りも下りもこの長石谷を歩く登山者が何人もいました。
     展望もなく花も少なく歩きにくいコースを歩く人に馬の背尾根コースを教えてあげました。馬の背尾根コースを知る人はまだ少ないようです。
    車のところに戻ってみると、車の数がずっと多くなっていました。遅くなってからもどんどん車が増えたようです。この季節は花のピークです。
              これから半月から1ヶ月もすればヤマビルの天下です。 行くなら今です。

 4月10日     霊仙山登山    報告:SZ

フクジュソウがどうしても見たくて、いとしい「don」栗林さんの会には
参加できず残念であったが、米原市?の霊仙山1094mに行ってきた。

空は晴れだが、 風が強く帽子が吹き飛ばされそうな天気。
それでも頑張っかいがありフクジュソウはまだたくさん咲いていた。
中腹ではもうヤマシャクヤクが固いつぼみを付けていたのは驚いた。

今回も登りは柾坂峠を通り、落合の廃村を通らず手前で谷に入り、
尾根に上がり笹峠の手前に出て、西南尾根から最高点、山頂へ。
下りは山頂からショートカットして、鹿の道を歩いて、冬道に合流し、
汗ふき峠、榑ヶ畑の駐車場というコースであった。 距離 10km  時間 5時間だった。


みなさんへ  4月3日岩巣山登山 お疲れさまでした。 15名の方が、肌寒い中、元気に登ってきました。

途中、タムシバやショウジョバカマ、クロモジ、ヤブツバキなどきれいに咲いていました。山頂近くでお互いのおかずを分け合う楽しい昼食の後
展望台(元岩巣?)からの冬枯れから芽吹き前の景色は晴らしかったです。時間があったので賽の神社まで行き、開花したてのハルリンドウを鑑賞。
   

満開になったら、絨毯を敷き詰めたように咲き誇ることでしょう。 それから今回は私の姪2人(愛媛に住む妹夫婦の子ども)が特別参加し
みなさんにかわいがってもらいました。ありがとうございました。 (写真、向かって右が姉の春菜、左が妹の仁実です) 2人にとっては、
初めての山歩きで疲れたかと思ったら、家に帰った途端、一番下の甥(4才)とともに家の中を駆け回っていました。すごいパワーです!

         みなさんへ       4月4日 報告:野島秀夫    
  すでに“本日のベストショット”で昨日の感動を  味わわれたと思います。林(千)さんの案内による「白岩側から登る岩巣山480.5m)」報告。
   参加者は素晴らしく可愛いゲストを含め15名。10時に山口駅に集合し赤津ICから品野ICまで高速を使い(途中若干のハプニング付き)白岩へ。  
  山口駅で迎えてくれた可愛いゲストをご紹介します。篠田さんの娘さん?と思いきや実は姪っ子さん(小4のハルナちゃんと小2のヒトミちゃん)です。
春休みを利用して愛媛から高浜に遊びに来たとのことでした。さて散策は林さんのペース?でほとんど休憩無し、小渓谷沿いそして山道を一気に頂上へ

 とは言っても草花・草木を観察しながらですが。しかし早い。私は常に最後尾でした。前半の目玉は「シュンラン」(写真左下)でしょうか。
   それとタムシバ、各所で白く輝いていました。ショウジョウバカマも道端のいたるところに。植物だけでなく青く輝く羽根を持つルリタケハ、
こちらは寒そうでしたが・・そう天候は太陽が意に反して雲間に隠れ、登っているときはいいのですが、立ち止まった途端風が冷たく感じるほどで
頂上近くではまるで「冬の風」。頂上に着いたのがちょうど12時、前半は約1時間半の歩行。黄砂の影響か遠くに見えるJRセントラルタワーズも
ぼけぼけ、澄んでいたらグッドであろうに。 後半、タムシバを眼下に見ながらスタート。ミヤマシキミ、ウスギヨウラクなどを  見ながら下山。

「ハルリンドウ」が群生すると言う瀬戸市下半田川町妻之神にある妻之神社へ向かう。
(写真はメールで。安産、縁結びにご利益)リンドウはちょっと早いのか、それともさ寒過ぎたためか
確認されるものの、咲いているものは少なかった。見ごろは来週から今月一杯とのこと。
  ここではあぜ道を歩いているときに雉のカップルに出会ったが、どうも恋路の邪魔をしてしまったようで
この場を借りて「ゴメンね!」。あと、ウグイスのさえずりが。3時に現地解散。みなさんお疲れ様でした。
林さん、ありがとうございました。また次回を期待しています。  

 <確認した草花等> ショウジョウバカマ、リンドウ、ウスギヨウラク、タムシバ、クロモジ、ヤドリギ、ヤシャブシ
ソヨゴ、マツグミ、ミヤマシキミ、コバノミツバツツジ、タネツケバナ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ニホンタンポポ
バイモ、キランソウ、ハルリンドウetc   それにしても皆さん草花、木々の名前を良く知っていらっしゃいますね。
そして極めて元気。疲れたのは私だけでしょうか。私も昔は“花”の名は直ぐに覚えたのに・・・花違いか?
夕刻には足にだるさと筋肉痛の症状が始め、明日が心配です。(追伸) 林(千)さん、草花等チェックお願いします。

野島さん、みなさんへ   4月5日     林より
白岩から岩巣山(昼食の所)への分岐点までは北側なのにタムシバの花が咲いていて元岩巣(タムシバの花が見える絶景ポイントとお誘いした所)から
南側に花が見受けられ なかったことが不思議だったのですが、春の花は一定期間・寒さを経なければ開花しないということですので南側の方が微妙に
その日数が足りなかったので開花が遅れているのかも知れません。ハルリンドウもころころと変わる気温に開花時期が例年並みになっていて期待した
花が少なくがっかり、でも株は大きく増えてもいて蕾も多くこれからが楽しみです。 ということでタムシバもハルリンドウも「イマイチ」だったのですが、
可憐で元気の良い二輪の花がとても可愛かったです! 植物はクロモジ→シロモジ。リンドウ、ソヨゴの花は無かったと思われます。
                                      
                                          みなさん  3月31日 SZ報告
  今回は鈴鹿北部の三国岳です。稜線でふぶかれ、目印も消えかかり、歩いた経験が
 なければ遭難の可能性があったかもしれないくらいでした。下山できて本当に幸いでした。
この日は御在所で遭難事故があったそうです。一応装備はしてましたが、体温も下がるような
ことがなく、歩いて しまった。無理は禁物です。雪で踏み跡がなくなるかもしれない状況でした。  
  

 鳩吹山のカタクリです。もう最盛期は過ぎ終わりです。
 しかし、ヒカゲツツジは楽しめます。
木曽川沿いの楽しい山です。縦走もできます。
山頂からは天候がよければ御岳や白山などが見渡せます。

   ハイキングに最高で多数の人がいます。
今回は、シデコブシやショウジョウバカマ も咲いてました。

SZさんへ   4月1日        森島より
三国岳はたいへんな雪だったようですね。わたしは岐阜県の時集落から三国岳へ登り、それだけでは物足りないので
烏帽子岳まで縦走するのが常です。このコースは展望もよくお勧めです。 3月は行事や出張で山には登れませんでした。
欲求不満が募っています。4月も3月と同じようで登れる機会があるかどうか、今のところ不明です。
   

 3月28日  報告SZ   
鈴鹿北部は寒気が入ると雪だ。この日は平野部は晴れで、藤原岳に近づくと山には雲がかかり、小雨が降る状況であった。
今回のコースは孫太尾根から藤原岳、大貝戸登山口。大貝戸に車を止め、三岐鉄道の西藤原駅へ。ここから東藤原駅まで行く。
孫太尾根の取りつきまで歩いて30~40分。そこから尾根芯を外さないように歩く。急なところが多いのでゆっくり登る。小雨が雪に変わり
ぬかるんでいる急登を登ると丸山だ。 花も咲いているが雪に埋もれかけている。さらに登ってピークを2つくらい過ぎると県境線との分岐。

ここは雪やぬかるんでいるときや藤原を目指すときは通らないほうがいい。踏み跡をたどると自然にこのコースに入ってしまう。
尾根芯を外さないように(右方向)登り、多志田山に着く。 少し下って藤原展望丘の急登を上がる。そうして山頂。周りは雪景色。
寒いので写真を撮ってすぐ避難所へ。ここで弁当。フクジュソウ は、雪に埋もれている。写真を撮る気になれない。花がきれいでない。
さすがに花の山・大貝戸コースは人だらけ。寒いのでさっさと下山。阿下喜温泉(400円・安い)で汗を流して帰宅。距離11km 時間5時間ほど


樹氷                      西藤原駅から見た虹                藤原岳山頂

みなさんへ  森島より

2月20日は
岐阜県中津川市(旧福岡町)と同県加茂郡白川町の境にある二ツ森山(1223m)に登ってきました。
晴れると頂上からの眺めが最高との記事を山岳本で読んだからです。中央道中津川ICから28km山奥へ入った登山口へ
向かいますが、こんな山深いところにも点々と集落があります。田畑はきちんと整備されていますが、住民は高齢者ばかり。
あと5~10年も経てば田畑も荒れ果てて放棄されるのではと危惧します。交通は不便で、買い物をする店も廃業していました。

さて登山口に絵地図の看板があり、頂上まで90分の表示がありました。
登山道には粉雪が薄く積っているだけで登る上の支障はなさそうです。空は抜けるほどの青空。
ヤマガラが大声でさえずり、春まぢかという感じです。ところが足が滑って歩きにくいので、地面の
粉雪をはらってみたら、なんと!下は氷の岩盤のようにつるつるに凍っています。 まるで氷山を
登っているように滑って危険です。イタチかテンらしき足跡が雪上に残っていてどこまでも続いています。
何度も滑りながら何とか頂上へ。120分もかかりました。 頂上に立つとワッと歓声を上げてしまいました。

御嶽山がはっきりと見えたからです。御嶽山を望める山にはたくさん登っていますが、
こんなに空気が澄んではっきり見えることはめったにありません。
ほかにも中央アルプス、南アルプス、恵那山などが遠くまで
きれいに見えます。今日の登山者は自分を含めて6名でした。

さて恐怖の下山です。
気温0度で寒いため、頂上のログ休憩舎で作った
熱いカレーうどん
とてもおいしく体の芯から温まりました。急斜面はつるつるに滑るため
木につかまったり、笹原を歩いたりして、ゆっくり慎重に降りました。
たっぷり時間をかけて。結局下りも120分もかかってしまいました。

尻餅もついたため、腰や肘を痛めましたが、頂上からのすばらしい
展望が見られたので痛みも帳消しです。展望の山としてお勧めです。
        
                 二つ森山から見た御嶽山                                    二つ森山から見た南アルプス

みなさんへ 
 篠田です。  2月13日に晴天のもと林(千)さんの案内で、6人で岩屋堂の山歩きを楽しみました

岩屋堂の無料駐車場に車を止め、川沿いに上がっていくと右手にプールが見えてきます。いつも、秋から冬には
汚れた水の底に落ち葉が溜まり、全く使っていないと思っていたら、掃除して夏は大勢の子ども達が泳いでいるとのこと。
また、お盆には川のなかで水遊びをしたり、シートを広げて休む家族達であふれ返ることなど、走出さんから聞きました。
冬のこの時期には想像もできないにぎやかさのようです。 また星野さんも子供時代に川で水遊びをした覚えがあるとか。

急な尾根道をひたすら登り、今日のお目当ての一つ
「連理の枝」のところに出ました。
向かって左手のリョウブから右側のソヨゴに向かって枝が伸びて、つながっています。
異種の連理なので、もしかしたら、どちらかの横恋慕だったのでしょうか?
さらに登っていくと小ピーク上の岩場に出て、そこから名古屋駅のツインタワーや
小牧城が見え、その遙か向こうに伊吹山などの山々が雪に覆われて、そびえていました。

いったん降りてから、道があるのか、ないのか分からない斜面を
たどり「ワイン鳥屋場」に到着。日当たりのいい元・網道で昼食
皆さんからの差し入れはチョコレートやポンカン、せんべいなど。

鳥屋場の方は、この数年、全く手入れをしている様子はなく、
いずれはこのまま元の自然に帰っていく感じがしました。
ほど良い山歩きができた、とみなさん、大満足のようすでした。
林さん、案内ありがとうございました。
みなさんへ   林さんから、返信が来ました。⇒「連理の枝」、リョウブ同士だったかと思いましたが・・
撮った写真をそのまま送って確かめてもらったところ、両方とも
リョウブだそうです。「横恋慕」ではなかったですね


皆さんへ             森島より   2月13日

見たことがないセツブンソウを見たくていろいろ調べたところ、伊吹野という場所で
今頃見られるという情報を得ました。ところが伊吹野という地名はなく(海上の森という地名がないのと同じです)
ネットである程度は分かりましたが具体的な地名は分かりませんでした。鈴置さんから聞いてやっと場所が判明しました。

今日はそこへ行ってきました。関が原ICを降りてから山道を走るとその場所に着きましたが、雪が深くて、とても
花など咲いているようには見えません。地元の人に聞いて探しましたが、60cmを越える積雪で花は皆無でした。
今年は近年にない大雪だそうで、西側に見える伊吹山が白く聳えていました。セメント会社が石灰を採取していて
山全体に木はなく落石の音がカラカラとずっと響いていて、無味乾燥な伊吹山の別の顔を見たようでした。
この地名はネットでは公開されていないようで、多くの人が狭い地域に押し寄せるため、人に知られたくないようです。
ところが「セツブンソウ祭り」が3月にあると地元の人が教えてくれて、いったいどうなっているのか不思議になりました。

山の中の狭い集落で外部から来た人の駐車場もありません。ほんとうは地元の人も他人には来てもらいたくないようです。
来てもらってもお金を落とす場所もなく(買い物をする店舗は古い酒屋と食料品店だけで、店内は品数はごくわずかでした)、
混雑と騒音と排気ガスと畑などの踏み荒らしなどしか残りません。多分、市の教育委員会ぐらいが考え付いた行事なのでしょう。



仕方なく次に見られそうな藤原岳に向かいました。聖宝寺からの登山ルートで今頃見られるという情報を
得ていたので行ってみました。着いたのが午後だったので登頂は無理です。下山してくる登山者数名に聞きましたが、
セツブンソウどころかフクジュソウもまだ見られなかったとのことでした。聖宝寺あたりでも見られそうとのことだったので
境内を隈なく探しましたが、花はなにもありませんでした。下に降りて集落内の庭や空き地を探し回っていたら、
一軒のお宅の庭にフクジュソウのつぼみを発見。残念ですがまだ花期にはなっていないようです。

さらに集落内を歩き回り、庭や空き地を探しました。どこにもないので諦めかけていたときに、あるお宅の
道から高い庭を覗き込むとフクジュソウがたくさん咲いていました。庭へ入って撮影をお願いしようと声をかけると、
快く承諾してくださいました。撮影後、お礼を言うと「セツブンソウが咲いている場所を教えましょう」と言ってくださいました。
「ぜひ」とお願いすると、そこから50~60mぐらい裏へ入った空き地まで連れて行ってくださいました。

本当は自分の土地ではないけれど知人の土地なのでいいですよとのことでした。
そこにはセツブンソウが群生していて、たくさん写真に収めました。初めて見るセツブンソウは思っていたより小さく可憐でした。
その人にお礼を言って、大満足で立ち去りました。そこは道路からは見えないので、紹介がない限り見ることは不可能です。
春一番の花々を見られて最高の日でした。帰りは途中でフキノトウを買ってきて、今夜はこれでいっぱいやりました。


     


みなさんへ       2月7日        森島より

寒い日が続き山はどこも雪がかなり積もっているようです。雪のなさそうな山を探し猿投山(629m)に登ってきました。
家から近く、朝遅く出ても間に合います。瀬戸市赤津の雲興寺駐車場はいくつかの山登りグループでほぼ満車状態でした。
10時15分出発。気温は低いのですが5分も登ると暑くなってきます。新設の登山道は急ですが、その分早く頂上に着きます。
積雪がある急斜面は、踏み固められてつるつる滑り危険です。11時40分に頂上に着きました。1時間25分で着いたわけです。

(下の写真:猿投山登山道)              (登山道入口には、猿投山頂上まで3時間30分の標識がありました)
      
                    

頂上では気温は0度で、冷たい強風が吹いていてじっとしていると冷えてきます。そうそうに下山を始めました。
下りは緩やかな旧道を歩きました。それでもところどころ凍結している場所があり、滑って転んだ跡がたくさんありました。
アイゼンがないと危険です。付けていた人はほんの2~3人でした。「恵那山ポイント」と呼ばれる場所から恵那山が白く見えました。
      
途中の鉄塔広場から広範囲に展望がききました。
快晴の空の下、鈴鹿の山々、養老山脈、伊吹山、能郷白山、
白山、大日が岳や山名が特定できない山がたくさん見えました。

途中のベンチとテーブルがある休憩地点で熱いおでんとうどんを作って食べました。

冬山の楽しみはこれに尽きます。
多くの人が登って安全で、気軽に登れる猿投山登山をお勧めします。


2月5日ハラグロ政界ワタリドリバスターズが受信!?

「謎の鳥」発見の情報が届きました。 発見場所は、東京都千代田区永田町界隈だそうです。
日本には謎の鳥がいる。正体はよく分からない。 中国から見れば「
カモ」に見える。 米国から見れば「チキン」に見える。
欧州から見れば「
アホウドリ」に見える。 日本の有権者には「サギ」だと思われている。 オザワから見れば「オウム」のような存在。

でも鳥自身は「
ハト」だと言い張っている。 それでいて、約束をしたら「ウソ」に見え 身体検査をしたら「カラス」のように真っ黒、
釈明会見では「
キュウカンチョウ」になるが、 実際は単なる鵜飼いの「」。 私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。
届いたメールは以上ですが、この「謎の鳥」を早く何とかしないと、日本は救われなくなるのではと危惧しています。 《籠の鳥より》

☆おもしろい鳥が勢ぞろいですね。永田町界隈の謎の鳥に国民は「
イカル」。わたしの財布は「シジュウカラ」のMより

とはいうものの、どっちをみても「クロハラ」「メアカ」「ホオアカ」と鳥界を除名された連中ばかりで「アトトリ」が見当たらない!!  
 やっとシマを変えたんだから、ここはぐっと我慢で、もう少し様子を!というのが世間の「風見鶏」の大勢のようです。 「アゴ」より   
       
2010年1月30日
   みなさんへ     報告:森島

今日は
鈴鹿の雲母峰(きららみね。888m)に登ってきました。
今までに冬季に2回登っていて、いつも雪が積もっていました。2回目の昨年1月には頂上に70cmもの積雪がありました。
それでも標高が1000m未満なので、それほどの積雪はないだろうと思っての登山でした。 さいわい登山口には雪は見られず、
気温もこの季節なら0℃前後なのに今日は5℃もありました。どんどん登っても積雪はありません。靴やズボンが濡れないのは楽です。


シジュウカラやヤマガラがあちこちでさえずっています。春の近さを感じました。ウソやクロジも観察できました。
頂上までは曇りでしたが、頂上にいると晴れてきて青空が広がってきました。気温は8℃で、積雪はまったくありません。
70代の男性5人組が登ってきていました。ガヤガヤと大声で話し合う女性グループが登ってきます。5人以上の大勢かなと
思っていると、 現れたのは二人連れでした。大声でしゃべるため、グループだと思っていたのは間違いでした。女性は元気です。
雪がない山は絵にならず、写真を撮るものもなく殺風景なものです。これから鈴鹿の山に登る方の積雪情報にはなったでしょうか